< 講座概要 >
朗読とは文学を声に出して読んで作品を鑑賞することです。それがアタマのはたらきを活発にさせて、深い呼吸をすることによってカラダが健康になるのです。文学作品を声に出して読むことは楽しいことです。楽しみながらコトバの力もつきます。文章を深く読む力、考えながら話しをする力がつきます。初めて朗読を学ぶ方はもちろん、これまで朗読を学んだ方にも参考になるお話しをします。渡辺知明著『朗読の教科書』を使用して、読み方と話し方とのつながりを考えます。
毎回、講義と実習との2本立てで進めてまいります。各回の内容は次の通りです。
第1回:朗読と表現について―読むことと話すこと、自己紹介と質疑応答
第2回:姿勢と発声―リズム、アクセント、イントネーション、
第3回:「記号づけ」の方法―文章を深く読むための技術
第4回:「記号づけ」の実践―印をつけて文章を読む方法
第5回:語り口の表現(1)自分自身と対話する声
第6回:語り口の表現(2)ひとりの相手と対話する声
第7回:語り口の表現(3)数人の人たちに話しをする声
第8回:語り口の表現(4)人を楽しませる語りかた
第9回:語り口の表現(5)役割を演ずる語りかた
第10回:ミニ発表会による個人よみへの助言
< 受講生へのメッセージ >
朗読は文章を読むというアタマのはたらきと、声を出すというカラダのはたらきが一体化したものです。若い人から高年齢の人たちまで、だれでもできることですが、奥の深いものです。発声、発音、アクセント、イントネーションなどを磨いていくと声の表現力がつきます。文章を読む力、話しをする力もついてきます。
この講座では、発声や発音の基礎から始めて、日本語を話す能力や対話力をつけることを目標にします。
渡辺知明著『朗読の教科書』(パンローリング社2,268円)を教材に使用しますので、受講までに購入しておいてください。
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