【R6前期】ラテン語を始めてみよう X
〜楽しく学ぶラテン語初歩の初歩〜

講座番号: 04-48

< 講座概要 >
 本講座では、世界帝国・ローマの主要な⾔語であったラテン語を初歩から学びます。ラテン語によって表された哲学や⽂芸は、ヘレニズム期には古典ギリシア語に対し副次的なものでしかありませんでしたが、ローマ共和政末期から帝政期になるとその数は膨らみ、キケロの弁論や書簡、カエサルの戦記、ウェルギリウスやオウィディウスの詩、ペトロニウスやアプレイウスの⼩説、アウグスティヌスらのキリスト教⽂献を中⼼に、余波はルネッサンス期に⾄るまで続きます。  ⾔語の系統という観点からすれば、インドヨーロッパ語に属するラテン語は、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語等の祖先に当たり、フランス語を経由して英語にも多くの語彙を提供しています。しかし⽂法体系はこれらの語とは異なる点が少なくありません。そのような古典ラテン語の発⾳や⽂法を、教科書に即して初歩の初歩から学ぶこと、これが本講座の⽬的です。  具体的に列挙すれば、 1)名詞・形容詞については各種の変化 2)動詞については規則的な動詞の能動態の時制変化 となります。また本講座では、同時に、ヨーロッパ⽂化を形作るもう⼀つの古典語であるギリシア語や、ギリシア・ローマ⽂化についても「こぼれ話」を詰め合わせて⾏く予定です。テキストは松平千秋・国原吉之助『新ラテン⽂法』東洋出版を使⽤しますので、事前に⽤意しておいてください。 ※今回の講座は『ラテン語を始めてみようIV』のつづきとなり、第31課前後から始める予定ですが、初回でこれまでの内容の復習を行う予定です。
< 受講生へのメッセージ >
 ラテン語は難しいと⾔う印象があるかもしれません。けれどもオーラルコミュニケーションが求められる場合は(おそらく?)、ありませんので、ゆっくりと学習してください。ただし語学は⼀度休んでしまうと、追いつくのが難しい場合があります。その時は申し出てください。遅れた分は少し急げば必ずフォローアップできます。
分野言語
期間2024/04/13(土)〜2024/08/10(土)
曜日・時間土曜日 13:30〜15:00
回数8回
講座提供機関明星大学
会場学園都市センター
残席状況満席
お知らせテキスト代:3,300円(事前に書店等でご購⼊ください)
備考受付終了 5/11休講→8/10補講
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/04/13(土) 13:30〜15:00
2024/04/20(土) 13:30〜15:00
2024/05/25(土) 13:30〜15:00
2024/06/15(土) 13:30〜15:00
2024/06/22(土) 13:30〜15:00
2024/07/06(土) 13:30〜15:00
2024/07/27(土) 13:30〜15:00
2024/08/10(土) 13:30〜15:00 5/11補講分

【講師紹介】
金澤 修
教育学部 非常勤講師 明星大学全学共通教育にてラテン語を担当。 東京都立大学人文科学専攻科哲学専攻博士課程満期取得退学。 専門は古代ギリシア・ローマの哲学、比較思想。 著書:著書に『内在と超越の閾』共編(知泉書館)、『原子論の可能性』共著(法政大学出版局)、『世界哲学史 1』共著(筑摩書房)、『西洋古典学のアプローチ』共著(晃洋書房)。翻訳にアリストテレス『動物誌』(上下)共訳、同『宇宙について』(岩波書店)
料金区分受講料
一般 6,500円
学生 3,200円