< 講座概要 >
今回は、ドイツの首都ベルリーンの歴史をたどりたいと思います。ベルリーンは13世紀の初めに建設された町で、ブランデンブルク辺境伯が1448年、ブランデンブルクからベルリーンに宮殿を移しました。17世紀の30年戦争で衰退し、1709年の首都となりました。講座では、その後のプロイセン王国、ドイツ帝国、ワイマル共和国、ナチス第三帝国、第2次世界大戦後のドイツの東西分裂、再統一に亘って、とりわけ、ドイツの東欧との交流・抗争の中で、ベルリーンがどのような立場に置かれたかを見ていきます。各回の内容は以下の通りです。
1.(12世紀) ブランデンブルク辺境伯領の成立、(13世紀) 都市ベルリーンの成立
2.(15世紀) ブランデンブルク辺境伯領の首都ベルリーン、(17世紀) 30年戦争時のベルリーン
3.(18世紀) プロイセン王国の首都ベルリーン
4. (19世紀・20世紀) ドイツ帝国の首都ベルリーン
5. (20世紀) 第一次世界大戦前後とヴァイマル共和国時代のベルリーン
6.(20世紀) ナチス第3帝国時代のベルリーン
7.(20世紀) 東西冷戦に引き裂かれたベルリーン
8.(20世紀・21世紀) 再統一後のドイツの首都ベルリーン
< 受講生へのメッセージ >
教科書はありません。
参考書としては、
『ベルリン=旅物語』鈴木眞弓著(文・写真) 東京書籍 本体 1,900円
『未来都市ベルリン―ベルリン2000年のビジョンー』木村直司編 東洋出版 3,100円
を挙げておきます。
広くドイツやベルリンに興味を持ってほしいと思います。
テレビで、ドイツやベルリンに関する番組があれば見てほしいと思います。
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