< 講座概要 >
フィクションであると知りつつも、映画を観た時、そこに展開する見知らぬ風景に憧れの念を抱くことが、誰にでもあると思います。理由は恐らく、そうした風景が歴史や文化の重みを持ちつつ、なおかつ我々に理解可能なストーリー性を帯びながら迫ってくるからでしょう。
それでは都市景観や文化遺産あるいは田園風景は、どういう瞬間に「魅力的」に映るのでしょうか。本講義では欧米を舞台とする映画をいくつか取り上げ、そこに描かれる土地や空間が我々に生じさせる「感覚」について考察します。
【持ち物】 筆記用具、スマートフォン
授業では、スマホからQRコードを使ってクイズにも挑戦していただきます。
< 受講生へのメッセージ >
主として海外の映画をわかりやすく紹介しつつ、楽しみ方のポイントを解説していきます。日本とは異質な文化に根ざしている美意識や価値観の違いを積極的に楽しむ精神を身に付けるとともに、正しい歴史・地理感覚や場所のイメージ(トポグラフィー)を掴んで欲しいと願っています。海外旅行に行ったら役に立つ情報もあるでしょう。
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